Interview
ともに成長できる税理士を目指して
奥野里美
税理士 宮崎事務所
誰もが成長し、活躍できる環境がある
税理士になりたい。そう思ってこの業界に入りました。前職の税理士事務所で働いていた当初から堤太郎税理士事務所(現税理士法人コンウェイ)の存在は知っていました。所長が若い、成長している、新しいことをやっているといった前向きなイメージがあり、横並びが多い税理士事務所の中でも異色な存在でした。そういったイメージから、コンウェイは私にとっては可能性を感じる場にみえていたことを記憶しています。
その後、前職の税理士事務所を退職し、勉強に励み、税理士試験に合格したとき、これからの自身の成長を考え、堤太郎税理士事務所に真っ先に応募しました。面接の場で、私のいまの上司でもある女性の税理士の方と話をすることができ、男性社会のイメージが強いこの業界において女性の税理士が活躍しているという現実を目の当たりにし、勇気づけられたことを今でも覚えています。そういった経緯から、誰もが成長し、活躍できる環境がここにはある、この事務所で働きたいと強く思い、入社を決意しました。
成長につながる仕組みとチームワーク
この事務所は個人事務所でなく、本気で組織になろうとしているということを入社後すぐに私は感じました。業務の仕組み化を推進していること、お客さまの課題に個人でなくチームで向き合うという姿勢が、そう感じた理由だったと思います。
一般的な小規模の税理士事務所は、良くも悪くも所長の言動がルールとなり、業務や時間が管理されます。この事務所では業務に対する仕組みが整っていて、入社当時はそれがとても新鮮でした。ドキュメントの管理方法から、必要な知識を獲得するための書籍購入や外部セミナーの受講申請まで制度や仕組みとして明文化されています。そういった制度活用や仕組み化の推進が、個々人の成長、そして管理業務の時間低減につながり、その結果、お客さまや仲間と向き合う時間を増やすことができ、より有意義に時間を使えるような環境になっていると思います。
次にチームワークですが、士業といわれるこの仕事は個人商店のイメージがありますが、この事務所の仕事はチームワークです。現在、私の部署は8名のスタッフで構成されており、上司を起点とした縦のつながりはもちろんのこと、周囲の仲間とともにお客さまの課題に寄り添い横のつながりで解決していく環境があります。そういったチームの存在、そしてその一体感が自らの仕事を推進する大きな支えにもなっています。
ありがとうと言われる機会が
私を成長させる
私が働く上で大切にしていることは、相手の話を聞くことです。この仕事は知識を求められることが前提としてありますが、お客さまによって期待することや抱えている課題は異なります。相手が本当に何を期待しているのか、それを深く理解し、そのために何ができるのかを考える。そのために、まずはお客さまの話を聞く、この仕事はそれに尽きるといっても過言ではないと私は思っています。日々お客さまと向き合っていく中で、伝えたいという自分の想いが先行して、お客さまの期待に添えていないと感じることもあります。そういったときは、自分の考えや想いは一度棚に上げ、改めてお客さまが期待していることと向き合います。その期待は、月次決算の正確性であったり、事業再編における効果であったり、多様ではありますが、その一つ一つの期待と向きあい、応えていくことが信頼につながっていきます。その結果、お客さまから「ありがとう」と言葉をいただくこともあり、それがこの仕事をしていて良かったと思う瞬間です。
堤太郎税理士事務所での実務経験を経て、私はこれから税理士として働きます。そして堤太郎税理士事務所も同時に、税理士法人コンウェイと法人化します。そういった変化は不安もありますが、それ以上に楽しみとなっています。これからもお客さま、仲間、そして自分の次なる成長に向けて、ともに歩んでいけたらと思っています。
奥野里美
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